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よろづ天道まかせで

キャッシュレス社会

#キャッシュレス quote of today 2019/03/10 「キャッシュレス社会を未来と見なす人もいるが、紙幣をなくすには数年から数十年かかるであろう」「キャッシュレス支払いの利点は、時間や効率性、セキュリティの面での比類のない利便性である」しかし「最大の…

米国の不平等

BBCが「バーニー・サンダース2020:米国の不平等は最高か」という題で、BBCのファクト・チェックとしてジャック・グッドマンによる記事をサイトに掲載している。Bernie Sanders 2020: Is US inequality the highest? - BBC News https://www.bbc.com/new…

スイスの紙幣

ぼくはスイスの紙幣では1950年代後半の第5シリーズの紙幣裏面が好きだ。とくに高額紙幣のそれ。100フラン札にはキリスト教の聖人で慈悲の象徴、サン・マルタンだったかな、自らの着衣を切り、貧者にかけようとしているようにみえる絵、1000フラ…

現金の明確なる擁護

現金のための見解表明:スイスは1000フラン紙幣を更新する 高額紙幣がますます批判的に見られるようになっているが、スイスの中央銀行は1000フラン紙幣を廃止するという野心を持ってはいない。 反対に、3月5日には紙幣の新バージョンが提示される。 Schweize…

現金の反撃

quote of today 2019/03/04 Amazon GoやSweetgreen、Shake Shackのような大手チェーンが主導しているため、米国の小売業者は現金販売を急速に排除している。しかし、全米の都市や州は反撃している。 彼らはキャッシュレス店を違法にするよう動いている。なぜ…

世間話

最近はテレビはあまりみなくなった。しかしネットはよくみる。それで、世間話や雑談にはついていけるし、周囲の噂話などは、余計なことはいわず、聞く耳は大きく、口数は少なくするようにこころがけてリスクを避けている。 まあそれにしても、世間話の材料は…

はるかに現実は

「不平等の妄想」 「資産ギャップはすべて間違っている。 君はそれが悪いと考える。 現実ははるかに悪い。 我々が資産ギャップをすべて悪いとするわけ」 ということで、バリー・リゾルツが、社会階層を最富裕の20%から最底辺の20%まで5分類し、 どれ…

芝居

曲亭馬琴が『世帯評判記』跋文で つらつら古今を考ふるに、人間一生は一つの芝居なり。一年四季の続き狂言、元日の三番叟(注:正月の仕初め式のこと)より大三十日(注:おおみそか)の今日はこれぎりまで、修羅場あれば、愁嘆場あり、濡場あれば、道行きあ…

農薬税

ドイツ緑の党、ロバート・ハーベックが農薬税を求めているというニュース。 緑のリーダー、ロバート・ハーベックはミツバチの死亡率を抑制するために、農薬税の導入を求めている。「他国の経験を取り入れたフラウンホーファー研究所の研究が示しているように…

バイス

quote of today 2019/03/02 「チェイニーからトランプへ:アダム・マッケイの「バイス、vice(副)[チェイニーを指す]」は、合衆国の大多数が道徳的に腐敗した自己正義の馬鹿の国であることを示している(A.O.Scott, New York Times, in der Rezension von "Vi…

天地へ恩を報ずる

処生は粟飯炊ぐうちに五十年の夢を見、我は煮花の出来るうちに千万人の辛苦を知れリ。われ浮世を夢と思ひなして、只うかうかと暮らしたるが、今日より心を改め天地へ恩を報ずるため一つの渡世を始めん。京伝、『栄花夢後日談金々先生造化夢』 粟飯炊くうちに…

前に立とうと

チャイナ,西晋のころの魯褒の書、「銭神論」は貨幣万能とその権力を説いているが、江戸期の恋川春町の戯作、「金々先生栄華夢」の前文にもそれへの言及があって、カネのこととなるとよく読まれていたことがわかり興味深い。 文(ぶん)に曰(いは)く、浮世…

古い子守唄

人間、あるていどの歳になると、この子守唄のようなもんだなと思うようになるなあ。 ・・・。それを読んだ。子供のときから知っている古い子守唄だつた。 十人のインディアンの少年が食事に出かけた 一人が咽喉をつまらせて、九人になつた 九人のインディア…

交遊

・・・都市は格別に人が互ひに知り難く、同時に又虚構粉飾の行はれ易い新住地であつた。さうして是に住む者の気質も一人々々に変われるだけ変らうとして居る。それが心を軽くし洞察を鈍くし、更に又酒といふ感覚を切ならしむる力ある飲料を以て、交遊の唯一…

プロの自殺

「私はプロの自殺を明言している」。CBSのスター・レポーターは「ほとんどのリベラルな」ジャーナリストがいまや『政治活動家』になったことを認めている。 CBSニュースのチーフ外交記者ララ・ローガンは、隊列を逸脱して、ジャーナリストが彼らの客観性を失…

跡(あと)つゞかず

是(こ)れを思(おもう)ふに人(ひと)を抜(ぬ)く事(こと)は跡(あと)つゞかず、正直(しやうぢき)なれば神明(しんめい)も頭(かうべ)に宿(やど)り、貞廉(ていれん)なれば仏陀(ぶつだ)も心(こころ)を照(て)らす。西鶴、『日本永代蔵』 …

9%から47%の範囲

「隷従へのAIの道?」「自動化による近い将来の失業見積もりは9%から47%の範囲であり、仕事自体はますます不安定になっている。どのような機械が労働者の生活水準を必然的に向上させるかによって、私たちは従来の経済の物語を信頼すべきなのであろうか。」…

移転

はてなダイアリーからはてなブログへの移転ができた。さほど面倒ではなかった。試しに書いてみたが、ちゃんとできてるようだ。 ブログを使ってカチある情報をだせるほどの人間ではないので、もっぱら後でじぶんで参照できる程度の覚えやメモを書くのに重宝し…

「国に遍満する常人」

quote of today 2019-02-21#柳田國男 『明治大正史、世相篇』の自序で柳田國男は、その最後で、この書についてこんなことを付け加えている。 此書が在来の伝記式歴史に不満である結果、故意に固有名詞を一つでも掲げまいとした・・・。従つて世相篇は英雄の…

無形の養分

#柳田國男 quote of today 2019-02-22 最近はコンビニの利用層は高齢者にシフトして若者の利用者は減っているそうだ。たしかに弁当は飽きるし高いし、スーパーで食材を買いじぶんで調理する人が増えているのだろう。若者のなかには弁当を作り、会社に持参す…

自分の箸と茶碗

#柳田國男 新知識が大量にかつ雑駁に登場する勢は止むことはない。一人の人間が消化できる量などとっくの昔に超えてしまっている。まじめに付き合おうとしても個人の能力などたかがしれている。 そうした状況のなか、柳田國男はこう語っていた。 そうすると…

馬鹿げた骨折り

quote of today 2019/02/24 「いかなる新しい問題を考えてみるにも、我々には事実が入用である。それがもし明瞭に分かっていたら、あるいは結論がどう変わるかもしれぬという事実を省みずにおいて、議論をするということは馬鹿げた骨折りである。」 #柳田國男…

俗言俚言(ゾクゲンリゲン)

「俗言俚言(ゾクゲンリゲン)の混れるは書(フミ)よむ程の暇なき人にも容易(タヤスク)其理(ワカ)りを知らさむが為の事にて・・・」(平田篤胤、「氣吹颫序文」)なかなか書物を読もうと心がけても時間がとれない。それで、篤胤のいうように、とりわけ…

心の疲労

昭和30年代といえば、31、32年の神武景気をきっかけに日本経済が成長軌道に乗った頃だよね。その頃、昭和30年前後から、農業については、なにかにつけて日本農業の曲がり角が言われるようになった。農業の状況が悪かったわけではない。昭和30年は…

新たに得んとする骨折り

世界の変化ははやい。じぶんで変わろうとしなければ、生き延びていくことはできないだろう。しかし我がジャパンをみていると、**を守れだの、現状をなんとかして維持しようとする方々が多数なことに気づく。やれやれご苦労なことだが、まあ報われることな…

一河の流れをくみ一樹の蔭にやすむ

例えば私が5人の人とお会いする。彼らの持つ私への印象はそれぞれよく似てはいても微妙にみな違うはず。5人が独自な曲がり具合の鏡でそこに私の印象が反響し、写しだされているとすれば、微妙に異なるあたしの5種類の印象は、彼らの個性であり、私に責任…

ころ欠け

ボンヤリ歩いていて、道に転がる石ころに何の気なしに目がとまる。なんで「石ころ」って言うのかな、と。そういえば、かつて戦前、戦中、敗戦後と商工省で物価統制の実務を担当されていた兼坂隆一さんは、『転がる石』という回想録を書かれていました。とて…

こつじきぶくろ

喜多村信節の『嬉遊笑覧』巻之六上に、儒学者の用に立たぬ話が引かれた後で、こう語られている。 「学者は神書も仏書も歌書物語ばけものばなしの類までも多くよみて 入用次第取出すこそ好ましきことなれ 柳川幽齋の学問することは乞食袋のやうにするがよし …

紙餅

もう4年くらい前になるけど、餓死する人が頻出して問題になった折に https://www.dropbox.com/s/pmba0799x9boii0/sankei20120226-gasi.jpg?dl=0 飢饉と餓死の歴史を調べてみたことがある。まあ、こんな世界ではあるので、役に立つ知識、考えさせられる史実…

節制

正月、さほど贅沢をし、ご馳走を食べたわけではないが、それでも普段に比べれば、それなりによい料理も食べたし、酒もたらふく飲んだ。さて、アスから普段の生活が戻ってくるし、節制しなきゃならんと思う。そこで、二宮尊徳の『万物発言集』にある言葉を噛…