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よろづ天道まかせで

2019-03-01から1日間の記事一覧

天地へ恩を報ずる

処生は粟飯炊ぐうちに五十年の夢を見、我は煮花の出来るうちに千万人の辛苦を知れリ。われ浮世を夢と思ひなして、只うかうかと暮らしたるが、今日より心を改め天地へ恩を報ずるため一つの渡世を始めん。京伝、『栄花夢後日談金々先生造化夢』 粟飯炊くうちに…

前に立とうと

チャイナ,西晋のころの魯褒の書、「銭神論」は貨幣万能とその権力を説いているが、江戸期の恋川春町の戯作、「金々先生栄華夢」の前文にもそれへの言及があって、カネのこととなるとよく読まれていたことがわかり興味深い。 文(ぶん)に曰(いは)く、浮世…

古い子守唄

人間、あるていどの歳になると、この子守唄のようなもんだなと思うようになるなあ。 ・・・。それを読んだ。子供のときから知っている古い子守唄だつた。 十人のインディアンの少年が食事に出かけた 一人が咽喉をつまらせて、九人になつた 九人のインディア…