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よろづ天道まかせで

2009-01-01から1年間の記事一覧

金銀

金銀

不耕貪食

不耕貪食

太陽之気

五行各定形、唯火鑽灼方出者、火是太陽之気、温故乃生、鑽木出者、還寄-託万物耳。 火をエネルギーととれば、ただそれのみが五行のなかで形が無く万物に寄託するとは万物がエネルギーのキャリアであることを指摘しているのかな

経済の道

「又経済の道を行て国を富すと云ふは、其本旨とする処は、天地に代て万民を安居せしめ、太平を継続せしめて、国勢の永く式微(注:ひどく衰えること)せざらんことを専務とする業なり、是故に其本来金銀を蓄積する道とは大に趣意の違へることにして、国君に…

石油

佐藤信淵『経済要録』中に引用したき文章あり、探すもみつからず(;_;)、そのときに印を付けておかんといかんな。仕方なく石油に関する部分を読む。ここで燃土とあるは天然アスファルトのことだそうだ。兎に角頗る国益を増す石油の時代もそのうち終わるわけだ…

「のり」と「すじ」

ジュリスプリーデンスとドロアー 「ジュリスプリーデンスを真の直訳になすときは正路之学、或は正義学と訳するの外なし。併かし此の如く訳するときは力なきに似たり。故に法科学或は法律学等訳せるものなり。此の如く物に就て直すこと能はさるか故に心に於い…

人の習い

惣(そうじ)で米商人(こめしょうにん)の習(ならい) 下(くだ)り詰(つめ)たる所にてハ弱気のたらたらを言過し 上り詰たる所にては強気のみを言尽す 言い過ごし、言い尽くす、まことに雷同するは人の習いか。

知恥足為勇

知恥足為勇 晏然誰汝令 (恥じを知るは勇と為すに足れり、晏然たること誰か汝を令せん[恥を知るだけでじゅぶん勇者なんだ、落ち着いていろ誰も君に命令などしはしない])(韓愈)そうは言いながら恥を知るとは難しい・・・

不耕貪食

http://ameblo.jp/a1morino/entry-10367596980.html

金銀

「・・・然るに聖人の金を掘りて、金銀の銭に鋳(い)て転下(てんか)の通用と為し、己れ上に在りて栄耀(えいよう)と寛楽(かんらく)を為す。衆人は之を視て、始めて欲心を発(おこ)す。金銀の有るなれば直耕せずして人の望の足ることを知り、悉く欲心…

「咄(はなし)は有る事無き事常に語りて正実の決真無し、故に皆咄なり。」 まあ、ネットにはお世話になっているが、ここでいう咄が多いことも確か。うかうか真に受けられないか。

為富者慮貧

「為富者慮貧、強者不侵弱、智者不欺愚、市無二価、万物同均、四時常得、公家有余、恩及天下、与天地同徳、・・・」 欧米社会はこれと正反対を世界に押しつけたな

不審其過

不審其過

愛敵論

「・・・乃チ兄弟財ヲ争フテ相悪ミ、同官権ヲ争フテ相悪ミ、同学理ヲ争フテ相悪ミ、同僚事ヲ争フテ相悪ミ、同売利ヲ争フテ相悪ム、是皆其元始ニ反リ、其関係ヲ考フレハ親密ナラサル可ラサル者ナリ、故ニ我之ヲ愛スルノ関係ナケレハ亦之ヲ悪ムノ縁由ナシ、是…

「大道は譬ば水の如し、善く世の中を潤沢して、滞らざる物なり、然るに尊き大道も書に筆して書物と為す時は、世の中を潤沢する事なく、世の中の用に立つ事なし、譬ば水の氷りたるが如し、元水には相違なしといへども少しも潤沢せず、水の用はなさぬなり、而…

自得

「夫誠の道は学ばずしておのづから知り、習はずしておのづから覚え、書籍もなく、師匠もなく、而して人々自得して忘れず、是ぞ誠の道の本体なる、渇してのみ飢て食ひ、労れていね覚めて起く、皆此の類なり・・・」(「夜話」) 自ら得る、自得か・・・身につ…

しにいちばい(死一倍)

しにいちばい(死一倍)

富貴

富貴

歌留多大明神

歌留多大明神

宝尊ぶべき宝とはなにか。山片蟠桃、『夢ノ代』を久しぶりに手に取る。 「古(いにし)ヘヨリ天下ニ米穀ヨリ宝トスルハナシ。然ルニ諸物ノアタヒ貴(たか)ク米価賤ケレバ、民ソノ宝タルヲシラズ、ウカウカト食シ、膾炙(かいしゃ:なますやあぶり肉をいう)…

種に始まり種に戻るか。 其草始謂一種、中生而為枝葉、末又実而為一種(二宮尊徳、『万物発言集』)

金銀財貨の力を頼まず

金銀財貨の力を頼まずたいへんな時というのはあるもの。荒廃、喪失、恐慌・・・そうしたとき、こんなにひどくなったと嘆かず、始めに戻るだけという教訓。自力で切り開くのほかなしか。 「郡村困窮致難渋、或は死潰(しかい)、又は離散、致田畑手余、終に荒…

切れ物

ものまえという言い方がある(あったといったほうがよいか)。漢字では、物前とか武前と書くようだ。なにかの大事の始まる前で、武前とかけばいかにも戦(いくさ)の始まる直前の感じがする。ふつうは正月やお盆、なにかの行事などの物日(商家の決済日でも…

持ち余つて

景気のいい話でも読むかと、西鶴、『好色五人女』、「金銀も持ち余つて迷惑」の部分を読む。 世に有る程の万宝、無い物は無し。源五兵衛嬉し悲しく、是れを思ふに江戸、京、大坂の太夫残らず請けても、芝居銀本(かねもと)して捨てても、我が一代に皆に成し難…

連れにおくれた蝶々

松亭金水、『閑情末摘花』初編巻之中(天保10−12年)の、主人公の米次郎が独り言から。 山茶花や日あたりのよき四畳半。冬とはいへど小春日の。長閑(のど)けきまゝに蝶々の。連れにおくれて只(ただ)一ツ。つれなき命ながらへて花の露すふ在さまを。…

死光(しにひか)り

たしか西鶴は、どこかで、死ぬときは六文あればすむものなりと言っていた。六文とは三途の川の渡し賃である。だから生きているうちにカネは使っておけということかもしれないが、それも人による。誰も縁者のいない者ならともかく、そうでない場合はカネを残…

娑婆ふさぎ

老眼を自覚したときは年齢を感じた。なんだかどんどん進行している感じ。まあ仕方ないか。かなり長時間、pcを使っているし、仕事も楽しみもネットという状況(^_^)それに歳を重ねるのを止められるわけでなし、みなよい年になっていくし。これまた、井原西鶴…

人間、欲あってこそ、と思うときもあるが、まあ欲に限りはなく、反省させられるときもしばしば。井原西鶴、『西鶴織留』にある好きな言葉。 無理なる欲は必ずせまじき事ぞかし。ならねばなるやうに世渡りはさまざま有り・・・