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よろづ天道まかせで

安藤昌益

人ヨリ発シ、人ニ帰ス

どうやら、停止中の原発、大飯にとどまらず次々、再稼働していくらしい。私欲に溺れた妄行というべきか。安藤昌益の『自然真営道(稿本)』、巻四の言葉を思う。 「・・・天災ト云フハ、天、私ニ之ヲ為ス者ニ非ズ。人、私欲ニ溺レテ天道ヲ盗ミテ妄行ヲ為シ、…

皆己れを利せんが為

かつてであれば中国、昨今であれば欧米か、文明も早くに開け、そこにはよろしき教えがあって、ひとによっては崇拝しもし、尊重もするのだろう。しかし、それほど立派であるなら、その社会や政治経済の有り様、まことにすばらしいと思いきや、どうやら、さに…

ヒタル

安藤昌益、『統道真伝』の「一人(ヒトリ)と言う所以」を説いた箇所に、こうあった。 「和訓に一人と言うは日足(ヒタル)なり。日は自然の大進気にして、転定(てんち)・人・物の統主なり。此の妙徳の用を行うは人に具わる。」(岩波文庫、33-007-2、p.11…

備道

安藤昌益につき弟子が評していうなかに、こうあるなあ。 「備道のことは問・不問、勧・不勧に拘らず、之れを勤めて 止むこと無し・・・」(自然真営道、大序) ここで備道とは各自に備わった道、それについては人が尋ねようが尋ねまいが、人に勧められようが…

弁(わきま)フレバ

『自然真営道』にこうあった。 「喜(き)・怒(ど)・哀(あい)・楽(らく)・愛(あい)・悪(お)・欲(よく)・恐(きょう)ノ八情モ、又只一連ニシテ、二情ニ非ズ。喜情先ダテバ、七情中チニ具ハリ、八情互(たがい)ニ然リ。故ニ喜ビモ妨(さまた)ゲ…

漢土の国

漢土の国

金銀

金銀

不耕貪食

不耕貪食

不耕貪食

http://ameblo.jp/a1morino/entry-10367596980.html

金銀

「・・・然るに聖人の金を掘りて、金銀の銭に鋳(い)て転下(てんか)の通用と為し、己れ上に在りて栄耀(えいよう)と寛楽(かんらく)を為す。衆人は之を視て、始めて欲心を発(おこ)す。金銀の有るなれば直耕せずして人の望の足ることを知り、悉く欲心…

「咄(はなし)は有る事無き事常に語りて正実の決真無し、故に皆咄なり。」 まあ、ネットにはお世話になっているが、ここでいう咄が多いことも確か。うかうか真に受けられないか。

能く米穀を食すれば

特段好き嫌いがあるわけではないが、最近、肉類が出てきてもあまりうれしくなくなった。どうも次第に草食動物化しているのかな。 ・・・其の土地其の土地に直耕直織、穀を耕して穀を食い、食して耕し、耕して食う。米穀を食すれば人の精力と為り、人の精力壮…