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よろづ天道まかせで

ヒタル

安藤昌益、『統道真伝』の「一人(ヒトリ)と言う所以」を説いた箇所に、こうあった。

「和訓に一人と言うは日足(ヒタル)なり。日は自然の大進気にして、転定(てんち)・人・物の統主なり。此の妙徳の用を行うは人に具わる。」(岩波文庫、33-007-2、p.112.)

日が足るか、なるほどなあ。ここで日は太陽(エネルギー)のことだろう。それが天地や人、物を統制している。それを用いるのは人、そのことによって人は自足・自存・持続の一人すなわち一全となりうるのだろう。我らが人類、ひたる(日足)となっているか。