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よろづ天道まかせで

2011-11-01から1ヶ月間の記事一覧

変なる事

世界も我が国も激変の予感のなかにあるようだ。 本居宣長の下記の言葉(『秘本玉くしげ』にあり)を思い浮かべる。 然れ共ものはかきり有て、のほりきはまる時は又おのつから降ることなれは、いつそは又、本へかへる時節も有へきに、されと、此世上の奢りな…

遺跡案内

好天。次の休日が来てこんな好天であれば、どこかに出かけたいと思い、ふと、小田原近辺の尊徳関係の遺跡を訪ねてみようかと考える。もう40年以上前になるか報徳二宮神社社務所が配布されていたパンフレット、「報徳二宮神社略記」をひっぱりだす。遺跡案…

腹のなかに針

自由民権運動の歴史を調べると、大阪事件に関与して投獄された憂世愛国の女志士に福田英子がいることを知る。事件当時、19歳。獄中で有名な「獄中述懐」を書いている。本人の後に回顧するには「狂者の言に近い」そうだが、名文である。原典がないので、和…

千変万化の奸計

OWSの運動がどう広がり展開していくかに関心があるが、そのさいに思い浮かぶのが、佐藤信淵の『垂統秘録』における「天下の貨財、其七分は豪家に併呑せられ、世界は偏重をなし、貧富片落しにのみ運動する勢」となった現実への批判の一文。 「夫れ万民を使役…