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よろづ天道まかせで

2016-01-01から1年間の記事一覧

心の疲労

昭和30年代といえば、31、32年の神武景気をきっかけに日本経済が成長軌道に乗った頃だよね。その頃、昭和30年前後から、農業については、なにかにつけて日本農業の曲がり角が言われるようになった。農業の状況が悪かったわけではない。昭和30年は…

新たに得んとする骨折り

世界の変化ははやい。じぶんで変わろうとしなければ、生き延びていくことはできないだろう。しかし我がジャパンをみていると、**を守れだの、現状をなんとかして維持しようとする方々が多数なことに気づく。やれやれご苦労なことだが、まあ報われることな…

一河の流れをくみ一樹の蔭にやすむ

例えば私が5人の人とお会いする。彼らの持つ私への印象はそれぞれよく似てはいても微妙にみな違うはず。5人が独自な曲がり具合の鏡でそこに私の印象が反響し、写しだされているとすれば、微妙に異なるあたしの5種類の印象は、彼らの個性であり、私に責任…

ころ欠け

ボンヤリ歩いていて、道に転がる石ころに何の気なしに目がとまる。なんで「石ころ」って言うのかな、と。そういえば、かつて戦前、戦中、敗戦後と商工省で物価統制の実務を担当されていた兼坂隆一さんは、『転がる石』という回想録を書かれていました。とて…

こつじきぶくろ

喜多村信節の『嬉遊笑覧』巻之六上に、儒学者の用に立たぬ話が引かれた後で、こう語られている。 「学者は神書も仏書も歌書物語ばけものばなしの類までも多くよみて 入用次第取出すこそ好ましきことなれ 柳川幽齋の学問することは乞食袋のやうにするがよし …

紙餅

もう4年くらい前になるけど、餓死する人が頻出して問題になった折に https://www.dropbox.com/s/pmba0799x9boii0/sankei20120226-gasi.jpg?dl=0 飢饉と餓死の歴史を調べてみたことがある。まあ、こんな世界ではあるので、役に立つ知識、考えさせられる史実…