「田地ヲ多ク所有スル者ハ手ヲ懐ニシテ只管(しかん:ひたすらの意)小作ノ収入高ヲ算スルニ止マリ自耕スル者ハ至テ寡シ偶(たまたま)之アリトスルモ夥多(かた)ノ農婢耕僕ヲ使役シ優遊自適ニ歳月ヲ送ルニ外ナラス其見ル処聞ク処所謂作人ナルモノハ眞ノ労…
震災から二か月経ちました。復興に向けて多くの人たちが、手足を動かし汗を流しています。白河出身の儒者、広瀬蒙斎(ひでなり)が農学者大蔵永常の『農具便利論』に寄せた序、末尾にある文章を思い出します。 「曰く、器械何を以てか之を運(めぐ)らす。手…
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