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よろづ天道まかせで

変なる事

世界も我が国も激変の予感のなかにあるようだ。
本居宣長の下記の言葉(『秘本玉くしげ』にあり)を思い浮かべる。

然れ共ものはかきり有て、のほりきはまる時は又おのつから降ることなれは、いつそは又、本へかへる時節も有へきに、されと、此世上の奢りなとの、左様に自然と質素の方へかへるといふことは、まつは何そ変なる事なとのなくては、かへりかたきことなれは、その変の有て、自然とかへるを、安閑として待居るへきにもあらす。

この言葉、銘記しておくべきだなあ。
我が国は激変を経て質朴に戻るか、それを安閑として待ち受けているようではいけない。大事なのは変事に頼るのではなく、上昇も下降もうまくコントロールすることか。