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よろづ天道まかせで

仕損じる

「・・・小判商より知(しり)たる小ぬか商がましといふに違(たが)ハす 然(しか)れ共此商に掛(かゝ)りて大損に逢(あ)ひ此損銀をおしく取かへさんとて次第に損(そん)重(かさな)り終(つい)に身上を仕損して・・・」(『商家秘録』)

まあ秘録には家業ある身は帳合商(先物)に関わるなとあるが、相場どころかバクチに「身上を打込(こん)て止(やめ)てハ元(もと)へ帰(かへ)る事もならすいつか安居(あんきよ)の身に至(いた)らんや」という製紙会社のボンボンがいたようだ。家業継ぐなら『秘録』くらい読んでおけ、相場の秘訣も書いてあるということかも。