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よろづ天道まかせで

青空

今日は休日、しかも好天、青空である。ふと、尾上八郎の『日本書道と日本精神』(昭和15年)にある一文を思い出す。

「我が国では、革命などといふ不祥事はない。戦乱はあるが、甚しく長い事はない。大空に雲のかゝる如き時勢の変態はあるが、天風一過すれば、もとの青空に帰つて行く。この世を厭ふ要は更にない。・・・」

世界は時勢の変態を予感させる成り行きとも思える。しかし爽快な青空が隠れていることを思えば、世を諦める必要などないわけだ。