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よろづ天道まかせで

経済の道

「又経済の道を行て国を富すと云ふは、其本旨とする処は、天地に代て万民を安居せしめ、太平を継続せしめて、国勢の永く式微(注:ひどく衰えること)せざらんことを専務とする業なり、是故に其本来金銀を蓄積する道とは大に趣意の違へることにして、国君に倹素を勧め奢侈を警るは、敢て金銀を蓄さすることを欲するに非ず、無益なる華費を止にし、家士を始め百姓等の衣食を裕にして、共に国事を勉強せしめ、開物の業を盛大に為さんことを欲する者なり、・・・」(『経済要録』)

国民は安心して暮らせず、国勢は式微し、回復はないかのようなご時世だな。