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よろづ天道まかせで

2010-03-04から1日間の記事一覧

不可緩者

「・・・民事は実に不可緩者にて、一夫不耕、有迫飢者、一婦不織、有受寒者とは当然の理なり、・・・ (佐藤信淵、『経済要録』p.23) まったく民事は緩めるべからざるものであるなあ。とにかく継続しなければならぬ。

衣食住

「・・・生民の一日も無くては叶はざるものは、食物・衣服・居宅なり、此三つの物備はらざれば、人民其性命を保続すること能はず、故に経国の業を創めんとするには、先づ倹素を努て下民の衣食住を全備し、而して後に物産を開き、交易を通じ、以て国家を富盛…

素朴

「・・・開物の業を創めんと欲するには、先づ国土太初の素朴を熟知するを要とす、何となれば、素朴は善政の基なることを知らざれば、繁華奢靡(はんかしゃび)の世に当て、家政を改革すべきの時務に暗し、若し夫れ国政を改革すべきの時に当て、其機会を失ふ…