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よろづ天道まかせで

西鶴

しにいちばい(死一倍)

しにいちばい(死一倍)

富貴

富貴

歌留多大明神

歌留多大明神

切れ物

ものまえという言い方がある(あったといったほうがよいか)。漢字では、物前とか武前と書くようだ。なにかの大事の始まる前で、武前とかけばいかにも戦(いくさ)の始まる直前の感じがする。ふつうは正月やお盆、なにかの行事などの物日(商家の決済日でも…

持ち余つて

景気のいい話でも読むかと、西鶴、『好色五人女』、「金銀も持ち余つて迷惑」の部分を読む。 世に有る程の万宝、無い物は無し。源五兵衛嬉し悲しく、是れを思ふに江戸、京、大坂の太夫残らず請けても、芝居銀本(かねもと)して捨てても、我が一代に皆に成し難…

死光(しにひか)り

たしか西鶴は、どこかで、死ぬときは六文あればすむものなりと言っていた。六文とは三途の川の渡し賃である。だから生きているうちにカネは使っておけということかもしれないが、それも人による。誰も縁者のいない者ならともかく、そうでない場合はカネを残…

娑婆ふさぎ

老眼を自覚したときは年齢を感じた。なんだかどんどん進行している感じ。まあ仕方ないか。かなり長時間、pcを使っているし、仕事も楽しみもネットという状況(^_^)それに歳を重ねるのを止められるわけでなし、みなよい年になっていくし。これまた、井原西鶴…

人間、欲あってこそ、と思うときもあるが、まあ欲に限りはなく、反省させられるときもしばしば。井原西鶴、『西鶴織留』にある好きな言葉。 無理なる欲は必ずせまじき事ぞかし。ならねばなるやうに世渡りはさまざま有り・・・

明暮(あけくれ)渡世を分別

なかなか商売や仕事をしていてもなかなか稼ぎにならぬ。うまくいかぬ人生にまずしさ、不自由をかこつて、日々の明け暮れに我が身の渡世の損得を考え、なんとかならぬものかと思う人もいるだろう。井原西鶴の『西鶴織留』第一巻には、そんな人間がふとした目…

今更いふまでも

本日休日。仕事をせず読書。井原西鶴の『西鶴織留』巻一にこうあった。 富貴(ふうき)は悪をかくし貧は恥をあらはすなり。身体(しんだい)時めく人のいへる事は、横に車も退(の)いて通し、世を暮しかぬるものゝいふ事は、人のためになりても是をよしとは…

世間かしこく

最近は正規の雇用を得ている人も雇用に不安を感じるほどに経済状況は悪化しているが、これが非正規の、不安定雇用にあるものは一層の厳しさ。賃金は安く、いくつもアルバイトをかけもちして寝る間を惜しんでも、なかなか暮らしていけない人もいるときく。そ…

かなしき物

一部にトンネルの先の明るさを感じさせてくれるデータもあるが、相変わらず経済は底の見えない現状。信用は収縮しているし、カネに四苦八苦の状況。そんななかでフト、井原西鶴、『萬の文反古(よろずのふみほうぐ)』第五巻中の一文を思い出す。 金なくて金…

銭六文

相応の歳となり、老境に備えたカネもなく、年金などもあてにはならぬ現実に、先行きどうするか、不安を感じるがマア仕方ない。カネがあってもなくてもひとにして変わらぬ事情もあるだろうと思うことにしている。西鶴の「好色盛衰記」巻の二に、揚屋に投銭にい…

人の迷惑するほどの

これから100年後、私の銀行口座がどうであったか、どんな種類の家に住んでいたか、運転していた車はなにかはどうでもいいことだ・・・・しかし世の中は違っている。こどもの生活にとって重要だからだ。(フォレスト・E・ウィットクラフト) いつの時代も…