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よろづ天道まかせで

「大道は譬ば水の如し、善く世の中を潤沢して、滞らざる物なり、然るに尊き大道も書に筆して書物と為す時は、世の中を潤沢する事なく、世の中の用に立つ事なし、譬ば水の氷りたるが如し、元水には相違なしといへども少しも潤沢せず、水の用はなさぬなり、而して書物の注釈と云ふ物は又氷に氷柱の下りたるが如く、水の解けて又氷柱と成しに同じ、世の中を潤沢せず、氷の用を為さぬは、矢張同様なり、・・・」


水の用にも氷の用にも立たぬ、書物注釈。そういうものが多いのかな。