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よろづ天道まかせで

跡(あと)つゞかず

是(こ)れを思(おもう)ふに人(ひと)を抜(ぬ)く事(こと)は跡(あと)つゞかず、正直(しやうぢき)なれば神明(しんめい)も頭(かうべ)に宿(やど)り、貞廉(ていれん)なれば仏陀(ぶつだ)も心(こころ)を照(て)らす。
西鶴、『日本永代蔵』

ひとをぬくとは人の目をごまかす、ひとをだますことだが、ごまかし続けることはできない。正直がいちばんということだろう。そうであれば、神明つまり神様のことだけど、神様も護ってくれると。貞廉とは節操があって態度が立派な様子をいう。

まあ、正直は最良の戦略ということかなあ。

ウソまみれの世の中のようにもみえるけど。