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よろづ天道まかせで

節制

正月、さほど贅沢をし、ご馳走を食べたわけではないが、それでも普段に比べれば、それなりによい料理も食べたし、酒もたらふく飲んだ。

さて、アスから普段の生活が戻ってくるし、節制しなきゃならんと思う。

そこで、二宮尊徳の『万物発言集』にある言葉を噛み締めておく。

「若人珍味を食すと雖も、而も節(せつ)あるに如かざるなり。人皆以て謹行(きんこう)せざる可らざるなり。故に珍味と雖も飽食(ほうしよく)を為す莫(なか)れ、其の甚しきに及びては腹に満ちて安からざるなり。卒(つい)に以て病の根を設け死亡に至るなり。亦蔬食(そしよく)と雖も、食せざれば飢渇(きかつ)して安からざるなり、終に設けて以て病の根と為さしめて死亡に至るなり。所謂(いわゆる)天理にして遁(のが)るゝ能はざるなり。」

節制するに越したことはないな、食べ過ぎれば食いすぎで苦しくなり、病気になって死ぬこともあるというわけだ。また、素食がいいからといって、食わなければ腹が減って苦しいし、病気を起こして死ぬこともあると。これは天地自然の道理だから逃れることはできんと。