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よろづ天道まかせで

一の不足を以て

「・・・一の不足を以て三の徳を廃すべきことは、上世といふともあるべからず。況や末代においてをや。
(『集義和書』)

いつの時代であれ、ひとつの欠陥を正さんとして三つのよいものを台無しにすることなぞあってはならない。しかし、一つの不足をあげつらい、解決すると主張したところは三つどころではなく、数えきれぬ破壊をなしてきたのが事実だなあ。不足を満たすことによって、さらに徳を積みます改革が必要なんだろうな。そうならぬのであれば、なにもしないほうがよいということになるのかもしれん。