a1ma1mブログ

よろづ天道まかせで

2010-08-04から1日間の記事一覧

人倫之大道

「神代の昔豊葦原を安国となし給ひしより今日に至るまで一同致相続来り候人倫之大道此道盛なる時は富ミ此道衰ふる時は窮す能く力を尽せは天地の感応目前に顕れ米麦雑穀湧出金銀財宝集り来て其家を照し食ふも飲むも着るも子孫永久安楽自在なり此道に依らすし…

頼母しからぬ

「又爰に無禄之者あり 壱石を与ふれは十石を願ひ 十石を与ふれば百石を願ひ 百石を与ふれは千石を願ひ 終に驕奢に流れ借財生し 元の如く困窮難渋に陥り歎ケ敷事に候 元来我身を不労して財宝を受得る所行は惣して頼母しからぬ事に候 (「下新田村小八家政取直…

かへりて益なく

「・・・いかさま学に志すほどの人は、昨日の我にはまさりぬべし。しかれども学流によりて、人品にはかへりて益なく、人にたかぶりにくまるゝばかりなるも有之体に候。・・・ (『集義和書』) 世の中にはガクのある人が「学識経験者」とかいうなんだかわか…

第一ノ枢要

「・・・西国ヨリ出(いず)ル産物ノ利、半(ナカバ)ハ都会ニテ削ラル。都会ニハ金銭アマリテ西国ハ足ラズ。シカレバ都会市井ノ民ヲ虐ゲテ、農民ヲ引立(ひきたて)テ耕作ヲスヽムル政事ヲスルヲ、第一ノ枢要トス。・・・ (『夢の代』経済第六) 地方から…