2012-04-14 誰が為てもいゝ 勝海舟 「何でも、己が為さう為さうと云ふのが、善くない。誰が為てもいゝ。国家と云ふものが善くなればいゝ。」 (勝海舟、『海舟座談』、岩波文庫、p.44.) 特段、国家でなくとも、企業や団体、プロジェクト、なんであろうが事をなそうとするときには言えることかもしれない。じぶん一人が優秀でできる人間と思いこみ、なんでも自ら手がけていたら、長続きするものでもない。事業の成就と永続には、それにともなう仕事を誰がしてもよいのだと考えられる姿勢が必要ということだなあ。