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よろづ天道まかせで

他人の非

「同志の友も、世間の人の非をば見がちにて、同志の非は見ゆるし候、他人の非を見るは、何の用にも不立して、却てさはりとなる事なり。同志の非をよく見て、互に相助けたき事に候。・・・
(『集義和書』)

確かに、他人の非を鳴らすのはよく目にするし、そうする人は大概仲間のことには甘いものだ。考えてみれば、他人の非をいくら鳴らそうが、何の役にも立っていない。仲間内ならお互いの足らざるを助け合って補い合いたいものだ。