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よろづ天道まかせで

わざわい

「禍(くわ)は寔(まこと)に依(よ)る所に生ずるなり。外物の変は窮むるに勝(た)ふべからず、外(ほか)に恃(たの)んで以て安(やすし)と為す者は其患(そのくわん)夫れ豈(あに)一端のみならんや。
(呂東萊、『東萊博議』)

わざわいというのは他に依存しているというところから生まれるのだな、外部に恃み、安心のように見えるが、実はそのもたらす禍は一端にとどまらず、種々様々に及ぶか。まことに「己(おのれ)自ら立つ能はずして」持続可能だと思うのは大間違いということだな。