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よろづ天道まかせで

報徳学

先般、さる席で二宮尊徳の話となる。その教え(報徳学)は下記の、尊徳の高弟、福住正兄の、『二宮翁夜話』の自跋に明快と思う。メモしておこう。

「夫報徳学は実行学なり、故に普通の学とは違ひ、実徳を尊んで実理を講明し、実行を以て実地に施し、天地造化の功徳に、報ずるの勤をなして、以て安心立命の地となす教なり。其天地に報するの勤めは、内に天賦の良心を養成すると、外に天地の化育を、賛成するとの二つなり、概て之をいへば道徳と経済なり。故に道徳を以て体とし、経済を以て用とし、此二つを、至誠に一つにて貫くを以て道とす。・・・」
(『二宮翁夜話』、福住正兄自跋)