a1ma1mブログ

よろづ天道まかせで

皇天の神意

「・・・皇天の神意を会得すべし、然らざるときは、経済の道を脩むと雖ども、未全く善を尽せる者に非ざるなり、抑々上天、積徳の人を尊栄して、必万民を使令すべき尊貴の家に生れしめ、守護神までを付給ひて、此を冥助せしむる所以は、他なし唯是仁政を行て万民を済救せしめんことを欲してなり、・・・
佐藤信淵、『経済要録』p.16)


為政者にして、経済の道を修めるは万民救済のため、それは皇天(乃至上天)の神意であると。

今日誰も上天を信じておらないが、これを人間が生存する地球環境とみたらどうか。政治に従事するものもふくめ、天下万民、その与える「天禄の極大」を実現しているか。上天に背く経済が環境・資源の制約で行き詰まる姿をいま見ているといえないか。