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よろづ天道まかせで

富贍

「・・・国家に長たる者は、仁を施し徳を脩て、境内の百姓を愛育し、以て上天の寵愛に答へずんば有べからず、其百姓を愛育せんことを欲せば、先其国内を富贍(ふせん)せしめずんば有べからず、国内に富贍せしめんことを欲せば、先経済の要旨を修ずんば有べからず、・・・」
佐藤信淵、『経済要録』p.17)

富贍とは豊かで足りていることを言うのだろう。国家に長たる者、域内の万民を富裕にする経済の要旨を修めておるか。ただ今の権力者をみているとそうには見えんな。