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よろづ天道まかせで

南朝

泰きに居ても

二條教基のよく知られた一首に 君が世の泰きに居ても苦しきはあやふき民の心なりけり がある。 じぶんは大君の御代のおかげで地位安泰であるが、心苦しいのは民の心のあやういのを思うからだと詠うわけだ。なにがあやうい民の心かといえば、嚮背反覆(こうは…

足助重春

テレビで吉野を取り上げたCMが流れている。そうか、いつか吉野の桜も見てみたいものだと思いつつ、南北朝のころの南朝だなとも思う。なんだか歳を重ねきているので、南朝方で、後醍醐天皇に従い、六波羅に捕えられ斬首された足助三郎重範の子孫、重春の一首…