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よろづ天道まかせで

われはがお

得意満面、思い上がった高みからものをおっしゃる方のご講釈を受けるときがあるが、およそそういう方の独創やオリジナルではないことが調べるとすぐわかったりする。

「その云ふ説のよきかぎりは、多くは、吾(わが)師の説(こと)によりて云ひ出(い)でながら、その恩頼(みたまのふゆ)を思はず、われはがおにもの云て、吾師の説を、くじかむとのみすれども、・・・」
平田篤胤、『霊の真柱』)

ここで、「われはがお」とは、自分こそはと得意になって、思い上がった顔つきをいうが、そうした顔の口から出る言葉や主張にはじぶんが恩恵を受けてきたものを敬う気持ちなどないようだ。まあ信用しないに越したことはないか。