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よろづ天道まかせで

作略

政治家の動きがニュースで流れる。さぞや作略や策略をめぐらせているにちがいない。
西郷南洲遺訓の言葉がチト思い出される。

「作略(さりやく)は平日致さぬものぞ。作略を以てやりたる事は、其迹(あと)を見れば善からざること判然にして、必ず悔い有る也。唯戦に臨みて作略無くばあるべからず。併し平日作略を用れば、戦に臨みて作略は出来ぬものぞ。孔明は平日作略を致さぬゆゑ、あの通り奇計を行はれたるぞ。・・・」

ただいまが平穏無事なる平時であれば、作略は用いないほうがよいが、戦となれば別。彼らにとっての戦である選挙が近いとすれば、策略は巡らせどきかもしれない。しかし、常日頃、作略をめぐらせほうだいできたのだろうから、いざとなって策略どころか、悔いることが多いのかもしれない。
まあ、有権者としては、そうさせてあげたいものだ。