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よろづ天道まかせで

天道まかせ

暑い毎日。節電の夏だから扇風機にあたりながら、暇をみて読書ぐらいが楽しみか。仕事がらみで処理しなければならぬ情報がないわけではないが、特別急ぐような気にもならない。考えてみれば、なにか成果を上げ、人様のお褒めにあずかろうという年齢でもない。

鷗外は「北條霞亭の末一年」で霞亭が中風で療養している最晩年を取り上げている。そのなかに、下記のような霞亭の文章があった。

「・・・病身物むづかしく、自分修業と御上並に御家中の稽古の外は皆々大方やめのつもりに候。節倹して、さむからず、びだるからずば足りぬといふありさまにて、その余は天道まかせといたし候了簡に候。・・・」

自分修業か、そういうもんだな、あれこれ作業するのも、これまでの癖が抜けないだけで、なんでそんなことしているのかと自問すれば、そう答えるしかないか。生活切り詰めて、寒さに凍えることもなく飢えもせぬようなら、あとは天道まかせでよいな、ブログのタイトルを、ボケ防止から天道まかせに変えるか・・・