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よろづ天道まかせで

幼想と反動

「・・・新旧転遷の際に於て注意を要するは、斯る場合に行はれ易き、央(なかば)自覚なき幼想のために、適宜の進路を粉殽(ふんこう)せられぬやうにせねばならぬ。又た反動的感情のために、理性の聡明を猾(みだ)されてはならぬ。幼想と反動とは、牽(ひき)いて一大惨劇を演ずることのあるものである。・・・」
権藤成卿、『農村自救論』)

新旧転遷は常であるかの時代を生きているが、それに付き物の幼想と反動のうち、幼想がとりわけ目立つ昨今の印象あり。私が反動だからか。いや単に理性を身につけざるまま老いただけか。