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よろづ天道まかせで

塗(と)に謀(はか)る

「塗(と)に謀(はか)る者は鄰(りん)に謀るに若(し)かず、鄰に謀る者は家に謀るに若かず」
(呂東萊、『東萊博議』)

ここで「塗(と)に謀(はか)る」とは誰とも知らぬ道行く人に相談することを意味するのだろう。それより隣の人間に相談するほうがよく、それより家人に相談するほうがよいという意味かな。

たしかに家人や身内の者に相談すべきがいちばんであろう。

しかしなかなかそうもいかない時もあるようだ。この逆のケースもあるのが現代か。ネットを通じて見知らぬ人に相談するほうがしやすいという人もいるようだし、そのことで、よいアドヴァイスを得る場合もあれば、取り返しのつかぬ目に遭う人もいると聞く。しかし家人、当てにならぬ時もあろうし、近隣に知己をもつべきとも思う。これ、近くの他人というべきか。