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よろづ天道まかせで

真を求むれば

これまた、呂東萊、『東萊博議』にある。

「・・・天下の事、固(まこと)に外(ほか)似て中実(ちうじつ)は然らざる者有り、其(その)似(に)を幸(かう)として其名を竊(ぬす)むは、以て一時を欺くべからざるに非ざるも、然(しか)も他日人(ひと)其(その)似(じ)に即(つ)いて其真(しん)を求むれば、則ち情(じやう)見(あらは)れ実(じつ)吐(は)き、立(たちどころ)に敗れざるは無し。・・・」

内実はトンデモなのに、外見が似ていたり、似せていることでこれ幸いとその評判を盗むような人がいらっしゃる。その真実を探ればそれが一時の欺きにすぎないことがばれ、敗退することになろうが、しかし政治家となると、懲りない面々ばかりか。権力を握ってしまうまで有権者を欺ければ、あとは何でも出来ると思っているようだな。しかし其の真、すでに求められている。