2010-06-12 鍬鎌の鍵 二宮尊徳 「夫我道の尊む増殖の道は夫と異なり、直ちに天地の化育を養成するの大道にして、米五合にても麦一升にても芋一株にても天つ神の積置きせらるゝ無尽蔵より鍬鎌の鍵を以て此世上に取出す大道なり、是を眞の増殖の道と云、・・・」 「天つ神の積置きせらるゝ無尽蔵」とはまさに太陽エネルギー。鍬や鎌を鍵にしてこれを開け、太陽収入を得るものこそ農業。かつてはかかる尊紱の主張を単なる農業讃美論としか理解しなかった。