a1ma1mブログ

よろづ天道まかせで

奢侈驕慢に趣く

「・・・太平の永続くときは、皆安楽に耽るが故に、亦窃に畏るべきの一事あり、如何なる事ぞと云ふに、人々至治の慈沢に潤ひ、其身の安佚なるより、種々巧妙なる思慮を起し、居処・飲食・衣服・玩弄の器物を始として、万端皆華美精好に為りて、識らず覚えず、自然に奢侈驕慢に趣く者なり、・・・故に財用の費ることは年々に倍加して、上下共に世を渡ること難渋に及ぶは、世界一統の運歩也、・・・
佐藤信淵、『経済要録』p.14)


とにかく簡素、シンプルであることを心がけたいものだ。