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よろづ天道まかせで

血肉もつ人間の自然なる擁護

コミュニティという言葉がよく語られる。それは地域であり、その社会であろう。欧州でもこれに与する思考はあり、fédéralismeもそのひとつ。

連合主義、それ則ち具体的郷土であり、つまるところ我が連合の構成的要素、真の基礎たる地域である。・・・先に示したごとく地域は「習俗climat」であり、血肉をもつ人間の自然なる擁護である。従ってこの人間の豊饒と独創性をば物質的に守る者があらゆる集権的な圧政の試みに防塁を築き得る。(アレキサンドル・マルク、『革命的連合主義』 Alexandre Marc, Le fédéralisme révolutionnaire, 1933.)