費用といい、費えともいうは経済において要の観念の一つであろう。この費えにつき、熊沢蕃山は『集義和書』でこう問答している。問いはこうである。 「費(ひ)の字を解して、たからとせざるなりと宣(のたま)ふは何ぞや」 と。 費の字を分解すれば、弗の字…
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