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よろづ天道まかせで

2009-02-09から1日間の記事一覧

隠市(いんし)の散人(さんじん)

山片蟠桃の『夢の代』は好きな書物のひとつ。とにかくその自叙からして好み。 自叙 夏の日の長きに倦(う)みて、枕を友とし眠らんとせしが、忽(たちまち)思ふに、「我既(すで)に齢(よわい)五十にすぎて、徒(いたずら)に稲をくらひ布帛(ふはく)を…