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よろづ天道まかせで

我が国近古の

四六時中、仕事がらみの資料に目を落としているわけにもいかない。時折、気分転換に我が国近古の文学などを読む楽しみは止められない。そんなものを読んでいることがバレると、ずいぶん古い人間に見られてしまうが、人間、堅苦しい表現に囲まれてばかりというのも好みではない。

「・・・日本の近古文学は余り豊富なものでもないが、その中にも、言葉こそ賤しいけれども、その鋭利という点では、ニーチェに劣らぬ人を見出しうるのである。」
(桑木嚴翼、『哲学概論』、「ニーチェ氏倫理説一斑」)

どの場所、いつの時代にも、ひとの表現していくものにさしたる変わりはないのかもしれない。ならばニーチェを読むより我が近古の文学のほうが娯楽になるなあ。