2010-07-05 是非の争ふや 李贄 「夫れ是非の争ふや、歳時の如く然り、昼夜更迭し、相一ならず、昨日は是にして今日は非なり、今日は非にして後日又是なり」 (『蔵書』世紀列伝総目前論) 経済社会をみていると、すべて相対的なものであることがよく分かる。人は是非正誤を言うが、まあ時代の変遷、歳時に従うものにすぎないなあ。